春華ちゆきの『緋色の欠片』小説メイン日記です。
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クリスマスキャロル。
クリスマスソングを聴きながら。

外を眺めれば、ふわふわと雪が舞っていた。

冷たい空気に体を小さく震わせながら。
それでも引き寄せられるように外へ出た。


あの真白な雪に触れてみたくて―――・・・。
玄関の戸を開くと、足下は白く染まっていた。
本格的に降り出した雪に、色あるものが白く染められていく。

戸を閉め、雪を踏みしめながら歩き出す。
空を見上げれば降り注ぐ雪に圧倒されてしまう。
どこまでも白く、どこまでも冷たい繊細な結晶。

手のひらをそっと差し出せば、落ちた雪はじわりと溶ける。
触れただけで、一瞬にして溶けてしまう。
淡く、儚い雪。


暫し、ぼうっと空を眺めて。
気が済んだのか少女は家の扉に手をかけた。

部屋から流れ出すクリスマスソングが、心地よいメロディーを運ぶ。
なんとなく名残惜しくなって、振り返る。

その時、白い世界にひとつ、影が見えた。


「・・・・・。」

待ち望んでいたわけではない。
会いたいと願ったわけでもない。
けれど、目にしたその時から胸の高鳴りは消えることがなく。
自然と駆け出した足は、無意識に急いでいて。

彼の目の前に辿り着いて、顔を上げた。
頬は冷たい風に当てられて、冷たくなっているはずなのに。
どうしてだろう、すごく熱い。


「そんな薄着じゃ、風邪引くぞ。」

髪についた雪を、ぽんぽんと取りはらってくれる大きな手。
触れられる度に飛び跳ねる心臓が、苦しい。

ぎゅっと抱きつくと、優しい腕が体を包んでくれる。


「拓磨、メリークリスマス!」


頭の中に流れる、馴染んだメロディー。
心でそっと奏でてみる。


「・・・メリークリスマス、珠紀。」


恋する聖夜、君が傍にいてくれたら。
きっと幸せな夜になる。




―――――――――――――――――――――――――


拓磨と珠紀のクリスマスのお話でしたっ(*´∀`*)

出かける前にブログ更新したら、創作意欲湧いてきました(笑)
久々に携帯で打ってみました。

ホワイトクリスマスって何だか素敵ですよね。
実際は寒くて敵わないんですけど(´・ω・`)←寒いの苦手
雪降ってる日は、お出かけするにも拓磨が迎えに来てくれそう!
なんて思って書きました。
今回は珠紀家でクリスマスパーティー☆かな!
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